あかり不動産が一括査定サイトを使わない理由

不動産の売却を考えたときにインターネットの検索で、
「不動産売却」などと入力すると必ず出て来るのが一括査定サイトです。

 

一括査定サイトとは、複数の不動産会社に一括で査定価格を出してもらえるWebサービスです。
ご所有の不動産を売る際に一括査定サイトを利用すると、登録している様々な業者から電話やメールなどで勧誘が行われます。

一括査定サイトを使わない理由

お客様にとって有益ではないと考えているからです。

なぜ一括査定サイトはお客様にとって有益ではないのか？

結果的にお客様が不利益を被る可能性があるからです。
不動産売却には主に仲介と買取の2つの方法があり、この問題を考える上で知らなくてはならないことです。

仲介⇒不動産会社が買主を見つける方法
買取⇒不動産会社が直接買主になる方法

買取ではなく仲介で不動産を売る場合は媒介契約を結びます。
多くの場合、専任媒介契約を結ぶことになりますが、不動産会社としては売る権利を独占出来るこの契約が欲しいのです。

専任媒介契約は1社しか選べません。

お客様の心理　　　「なるべく高く売れそうな1社と契約したい」
不動産会社の心理　「専任契約もらうために高く売れそうな会社と印象付けたい」

買取と違って仲介の場合は、不動産会社が買主を見つけて売る必要があるため、
査定価格を提示した時点の金額＝実際に売れる金額とはならないのです。

一括査定サイトを利用する多くの会社は、
①まずどこよりも高めに金額提示して専任媒介契約を取る
②実際に売り出して売れなければ価格交渉する
このように考えていることでしょう。

しかし、実際プロの視点からお伝えすると、不動産を希望価格で売却するためには売り出し開始のタイミングが非常に重要です。
一括査定サイトを使って一番高く売れそうな業者と専任媒介契約を結んだが、結果的に買取で提示されていた金額以下で売ることになった。
このような話は決して珍しくないのです。

一括査定サイトだけでなく自分自身でも業者探しを

最終的にお客様自身がどこにお願いするかを判断することになります。

しかし、一括査定サイトの登録業者だけで選ぶことは、リスクでしかないと考えています。

一括査定サイトを使うことを否定するつもりは一切ありません。
ですが自分自身でも地元の業者などインターネットで探して、色々な業者の話を聞いた上で決定するのがお客様にとって一番だと考えております。